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理想と事実

誰でもできるなら聖人君子のようになりたい。それが理想である。しかし、現実を見てみれば仕事をすれば怠けたくなるし、お金も欲しい、そして時には人を憎むこともある。これが事実である。 私が考える純粋な心とはそのような煩悩をまずもって事実として認め…

初一念を大切にする

人間の心の中は誰でも初一念と二念の対話によって成り立っている。初一念とは無意識からやってきて、二念は自我を中心としている。この二念の中に分別が働いているのである。心を病む人の陥ってるパターンが初一念で湧き出してくる思いを二念で打ち消し、思…

考え方を変えるのではなくて・・・

考えは考えでしかないことを知ることが大切だ。思考は思考、現実は現実。知性で意味や答えを確定させたい欲求を我慢して、ただそのままの事実に任せるときに「私」を超えたところから勝手に答えがもよおされてくる。この境地が自然法爾、絶対他力の世界であ…

心は変えられない

悩みを持つ人が悩みから抜け出れなくなるときに陥っているのが、「こんなことで悩んでいる自分を変えたい」、「この心を変えたい」という思いだ。しかし、なかなか心は変わらない。むしろどんどんと深みにはまっていってしまう。 これは心というものが自分の…

羅針盤

ある人が何か悪いことをしたという噂を耳にした時、われわれはよく、その人には両親が無いという。一体良心とはいかなるものか?良心とはすなわち、万人の内部に生きている唯一絶対の霊的存在の声である。 トルストイ『人生の道』62p 良心とはすなわち羅針…

目は目自身を見ることができない

目は言うまでもなく見る為のものである。 しかし、もし目が目自身を見ようとしたら目は外界を見ることができなくなる。 したがって目は目自身を見ないが故に外界を見ることができると言える。 同様に、「私」が「私」を見ようとすると「私」がわからなくなり…

無分別の分別とは

分別を持って生きる時、全てにおいて真の分別ができない。 分別を持って生きるのをやめた時に本当の意味で真の分別ができる。 これが「無分別の分別」 無心ということ (角川ソフィア文庫) 作者: 鈴木大拙 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2007/09/22 …

不安を解消する方法

不安を解消する方法は不安な時には不安でいることだ。 不安なのに不安であってならないと頭でやりくりをすると更に不安になる。 不安は「不安そのもの」になった時に小さくなっていることに気づく。 悲しいときは、悲しみ、落ち込む時は落ち込み、喜ぶ時は喜…

なぜ悩むのか

その答えは簡単である。 自分という存在の内面を概念化して、そこに「こうなりたい」という理想の形を思い描くからだ。 しかし、あくまでそれは自分を自分の頭でイメージした概念でしかないから、つかみどころのない心の世界に翻弄され、自己不全感は更に強…

自分を概念化できない

人は自分という人間を一番よく理解していると思っている。しかし、本当にそうだろうか?例えて言うならば、自分は自分の顔を鏡に映さない限り、どんな顔か全くわからない。また、内面の世界も同様で、私がイメージしている私というものは私が認識できる範囲…

心は概念化できない

普段、私たちは生活の中で自分の心の内容を言語で表現する。しかし、本当に心の内容を概念化することが可能であろうか? 心は常に雲のように移り変わっている。ほんの5分前に考えていたことが、すぐに反対に変化していたりする。その危うく、移りやすい心の…