言葉を変える

太初に言あり、言は神と偕にあり、言は神なりき。 この言は太初に神とともに在り、 萬の物これに由りて成り、成りたる物に一つとして之によらで成りたるはなし。

                     「ヨハネ福音書

 

確か、苫米地博士の書いた本にルータイスのアファメーションの基本はこのヨハネ福音書の一節が全ての基本になっていると記述してあったと記憶している。心を変えようとすると実体のない心に翻弄されて、いつまでも自分対自分に陥ってしまって面白くない。それよりも重要なのが潜在意識自体の内容を書き換えていくことだ。苦悩のどん底にいる人に考え方を変えろというのは無理であるが、言葉を変えろというのはできる。自分にプラスのアファメーションを設定し、だんだんと実践していく中で少しづつ自然と考え方に変化が出てくるようになる。マイナスの要素が深ければ逆転まで時間がかかるが一度、逆転してしまうと一気に効果が表れてくる。

感情が伴わなくてもいいのだ。だんだんと口に出して暗示していく中で脳が反応し、それに見合った現実を探し出すようになっていく。